人々に感動を与える科学実験は、実験するより、その前までの実験機器の選択、構成、そして習熟度の高さが必要である
by 科学実験に長けている人
科学実験動画【1分間のサイエンスショー「応用? 空き缶つぶし!? 大気圧実験」】をアップしていますのでご覧ください。
今回は苦労しました。
その苦労の話は、動画を見ていただいてからということで、まずは動画をご笑覧ください。
YouTube動画ですからこちらから↓
この実験は以前に投稿した「ブログ「空き缶潰し」の応用実験ですので、比較してご覧いただけると、なお、一層嬉しく思います。
【解説】
缶の中を水で湿らしてから、缶底を加熱すると、空気は追い出され水蒸気で満たされます。水が水蒸気に変わると体積も1,600倍程度に大きくなります。
つまり、ほぼ真空状態となるのです。
そこで、加熱をやめ、缶の飲み口から、水差しの水面へ突っ込むと、水蒸気は水に戻ります。
アルミ缶の場合、柔らかいので、一瞬で大気圧によりグシャっと押し潰されます。
一方、スチール缶は硬いため、潰されず、飲み口から、水面にかかっていた大気圧によって水差しの水が中へ瞬間的に入り込んできます。
ところで、苦労話と言うのは、現在、日本の飲み物の缶が、缶底の平らなスチール缶500mlが製造・販売されていないと言うことです。
コーヒーのショート缶は多数あるのですが、500mlは入手困難、ほぼ不可能です。
一昔前までは、簡単に入手できたものも、時代の流れで、メーカーやアルミ缶協会やスチール缶協会等、関連される団体へ問合せたところ、生産されなくなってしまったそうです。
地域限定のジュースとかで使っているかもと思い、探しに探しましたが、やっぱり見つかりませんでした。
ですが、サイエンスショーとして行う場合には、多くの人に見てもらう都合上、大きい方が断然見易いので、やっぱりコーヒーのショート缶ではもの足りません。
ですから、この度の500mlのスチール缶との出会いには感動すら覚えました!
【500mlのスチール缶】
何か商品名とデザインが、二酸化炭素の化学式っぽく科学実験で使用するにはナイスだと思います。
これは「PURE COCONUT WATER」という商品です。
味は、好きな人には、たまらないのでしょう、独特の飲み物です。
ハワイで売られ発見しました。
今後、科学実験のためにも、日本でも輸入販売されればと強く望みます。 #善ちゃん #北沢善一 #雑学 #サイエンスショー #出張サイエンスショー
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