出題の意味が意味不明?と思われがちですが、実際の実験は成功すると不思議に見えますし、感動も大きいです!
ここでは
を動画も含めて分かり易くお話ししています。
【クイズ】
隔月で寄稿している以下の記事をご覧になって考えてみてください。
※ほかにも、やり方はありますが、ここでは一番安定してグラスが載る方法を紹介しています。
【答え】
1.紙コップを3つ逆さにし適当な間隔で置き、その上に画像のように竹串を置きます。竹串の先端をもう1本の竹串の中心辺りに置く、これを3本とも置き方を間違えないように組みます。
※串の交わっている部分の串どうしの上下が合っていないと崩れてしまいますので注意しましょう。
2.組んだ3本の竹串の中央の三角部分にコップを慎重に置きます。
3.コップに水を注いでいくと、宙に浮いた状態で一層コップは安定しています。水を入れることにより重くなって慣性が大きくなるためです。
反対に、空の紙コップだけのように軽いものだと竹串が転がってしまったりと非常に不安定になるのです。
4.上から見てもコップは紙コップとは触れていないのが分かります。
※上から見て、グラスが紙コップに触れていないように載せるのが、この実験のカッコいい事例です!
【実験動画】
【解説】
竹串の先端をもう1本の竹串の中央部に置いて、その上にコップを置くと、コップの重さにより、竹串の先端が押され根元の方に上がる作用が生まれますが、それをもう1本の竹串の先端が押さえている、この繰返しにより、ある程度の範囲での重さが大きければ大きいほど、水の入ったコップは、一見、不安定に見えるけれども、その反対で、非常に安定して乗っかっているのです。
この実験の材料である、紙コップも大きさが揃っていれば問題ないですし、竹串も新品である必要はなく焼き鳥を食べたあとの串をきれいに洗って使えますし、水もおふろの残り湯でもできますので、この実験のためだけに無理に購入せず、捨てるであろうゴミを再利用する考えを持って行ってほしいです。
また、簡単に別のモノでも代用できる実験ですので、家で時間ができたときに、この難しくて成功したら不思議に見える実験を挑戦してみてください。
身近なモノを使って「科学実験ができる」と言うことに気付き、身の回りにあるモノで、いろいろと科学実験を行ってみる、行えるようになることは、新しい思考が生まれ、そして、発見発明する思考となり、日常が一層刺激的で好奇心が旺盛となり、やがて日々を一層豊かに過ごせるようになります。
あわよくば、こうした思考から生まれた発明が、特許と言った知的財産へと繋がり、商品化されることもあるのです。
科学も学ぶだけではなく、日常を便利にする知識として活用して、初めて先人たちが築き上げてきた科学の恩恵を受けられ、科学という学問の意義が発揮されるのです。
常日ごろ、「ふ」(不、負)を無くすという「気付きの発想」を持っていると、凄い発明家や科学者になれるの近道と言えましょう!
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