一瞬で体重を500g減らす方法は、北極点で体重を測り、瞬間移動で赤道上へ移り体重を測るとできます。
体重計にもよりますが。
そんな雑学を交え、YouTube動画と共に地球の自転等のお話です。
YouTube動画はこちらから↓
http://youtu.be/RMw_4qymbgE
<今回の実験で苦労したこと>
回転することで真球が楕円形に変形する身近なモノと、その実験方法が見当たらず、馬鹿げた発想と実験で何度も自分のアイデアのなさに笑ってしまいました。
ポイントは、カラーボールです。
この固さと空気入れが付いていることが良かったです。
実験を成功する方法は、カラーボールを少しだけ空気を抜いておくことです。
これでぶんぶん独楽の要領で勢い良く回転を与えると、見事に円運動による外力で回転楕円形が作れます。
【地球の自転の雑学】
地球は地軸を中心に自転しています。
その速度は赤道付近で時速1,700kmくらいです。
日本では時速1,370km程度です。
私たちは大きな重力により、この速度を体で感じることはありません。
冒頭でもお話ししましたが、北極と赤道付近で体重計を使い体重を計ると、500gほど赤道付近の方が軽くなっています。
これは重力とは反対方向へ働いている円運動による外力による影響です。
余談ですが、プロボクシングのタイトルマッチなどでは数グラムの計量の誤差も許されませんから、このような緯度による誤差が出る体重計を使わず、天秤式の体重計を使っています。
※2015年1月に放映されたテレビ朝日「日本人の3割しか知らないこと ワリサン」(「くりぃむしちゅーのハナタカ!優越館」の試験的に放映された番組)に解説で出演した時にもお話ししています。
もの凄い速さで自転している地球から人間がなぜ宇宙へ放り出されないかと言うと、もっとも円運動の外力の影響を大きく受ける赤道付近でも、重力に対して外力は1%に満たないためです。
しかしながら、その外力の影響で、地球は真球ではなく赤道付近が膨れた楕円形(回転楕円形)です。
赤道半径が約6378.1km
極半径が約6356.8km
大雑把に1/300程度の楕円形と言うことができます。
もし、重力に対して外力が勝ったとしたら、以下のブログ(YouTube動画付き)のようになります。
家庭でできる実験ですが、結構、力も必要ですし、しかも手を傷めますので、手袋をはめる等施してから行ってください。 ブログタイトル:YouTube動画【1分間のサイエンスショー「おもしろい&驚きの実験 ブンブンみかん」】 https://www.science-show.net/post/mikan
こうした地味な実験も教材のためにと開発しつつ、一方ではエンタテインメント性の高い実験も開発し、広く科学の楽しさを伝えようと努めています。
どうぞ、皆さんも、是非、善ちゃんのサイエンスショーをご覧になってください。
また、お気軽に善ちゃんと科学の世界で楽しんでいただければ幸甚です!
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