動画【1分間のサイエンスショー「本物のピンポン玉を見つける実験」】をアップしていますので、ご覧ください。
相変わらず、こだわった編集などは行わず、シンプルに実験方法とその結果が伝われればという思いで作っています。
YouTube動画ですので、こちらから↓
https://youtu.be/1CWgvdfKpsE
【解説】
まず、この実験は、やがて出来なくなってしまう実験です。
というのは、ピンポン玉(卓球の硬式ボール)はセルロイドで作られてきましたが、徐々にプラスチック素材に変わってきているからです。
ですので、貴重なピンポン玉の実験動画となるかもしれません。
今回の実験はセルロイド製のピンポン玉を使った実験です。
セルロイドが、非常に燃えやすい特徴があり、それを理解できると思います。
セルロイドは、ほかにも、紫外線の影響を大きく受け、且つ割れやすい欠点もあります。
セルロイドはもともと象牙の代用として開発され、樟脳(しょうのう)とニトロセルロースなどを合成した樹脂、硝酸セルロースのことを言います。
90℃くらいで軟化し易く加工も容易で大量生産された便利なものでした。
ただ、ちょっとした摩擦で発火すらしてしまうもので、多量にセルロイド製のピンポン玉が燃えると勢い良く激しく燃えてしまいますから、取扱いに慎重でなければなりません。
ニトロセルロースは手品では「フラッシュコットン」とも呼ばれ、科学実験では硝化綿と呼ばれ、一瞬にして炎を出し完全燃焼してしまうものとして有名です。
そのほか、火薬にも利用されている可燃性の非常に大きい物質です。
今回の実験は煙とともに激しい炎が出ますので、くれぐれも安全の確保をしてから、責任の持てる方と一緒に行ってください。
【セルロイド製のピンポン玉の長所】
半球を付け合わせて作るので継ぎ目があり、また球形にするのが非常に難しいため、ボールに変化をつけ易かったのです。
全国各地、善ちゃんのサイエンスショーで開催しています。
ほかにも、科学教室、工作教室、科学講座など幅広いプログラムもご用意しています。
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