ご存知の方も多いでしょうが、リモコンは光で本体へ信号を送っています。
が、その光は肉眼では見ることができません。
でも、スマートフォンやデジタルカメラで見るだけで…
綺麗に、その光が映り出されます!
【生活に役立てましょう】
このことを知っていれば、リモコンの電池が切れたかどうか、目で見て判別できるのです。
電池の寿命を知る、最も簡単で優れた方法と言えましょう!
このリモコンの光も画像のような色をしています。
ここがポイントです。
リモコンから発している光は赤外線です。
でも、赤外線だからと言って、決して赤っぽい訳ではないのです。
以下、いくつかのリモコンの赤外線を撮影してみましたので、その色をご覧ください。
どれかは電池の寿命が近付いているのが分かります。
【紫色に見える理由】
動画のとおり、リモコンから発せられる赤外線の色は明るさが違えどお全て紫色です。
が、だからと言って紫色という訳では決してありません。
これは、デジタルカメラやスマホのカメラの特性により紫色に見えているのです。
光は赤(R)、緑(G)、青(B)の3つの色が3原色で、この構成によってさまざまな光の色が作られています。
カメラにはホワイトバランスという機能があります。
このホワイトバランスがないとどうしてもGを増やして取り入れてしまいます。
そこで、
ホワイトバランスによるGを減らしRとBを増幅している機能により、R+Bで紫色になる訳です。
追加として赤外線カット機能の性能も紫色に見える原因の1つと言われています。
【生活に役立てましょう】
見てのとおり、エアコンのリモコンの電池が寿命に近いのですが、そんなに消費電力が大きくないため普通に作動します。
ですので、テレビやDVDのリモコンの作動が悪くなったら、新しい電池に変え、その古い電池をエアコンに入れ、エアコンの電池を廃棄すると言った使い方をすると、電池を効率良く使えます。
ホームシアタースピーカー用のリモコンは消費電力が少なくて済むので、ボタン電池を使用し、且つ発光する赤外線も最小限のため色も暗いのです。
【余談】
失明などの恐れがありますからオススメはしませんが、テレビのリモコンなら、リモコンをテレビ側へ向けず、反対に眼球に向けてスイッチを押すと、眼球で反射しテレビなどを操作ができます。
くれぐれも専門家の方に聞いてから、実験してください。
でも、普段は目にすることのできないものが、デジタルカメラを介すると現れるのは不思議ですし、見られるのは感動ものです。
日常にちょっとした工夫をすると劇的に効果が上がったり、便利になったりします。
こうした発想が発明を生み、そして、それが特許と言った知的財産へと繋がり、商品化されることもあるのです。
科学も学ぶだけではなく、日常を便利にする知識として活用して、初めて先人たちが築き上げてきた科学の恩恵を受けられ、科学という学問の意義が発揮されるのです。
常日ごろ、「ふ」(不、負)を無くすという「気付きの発想」を持っていると、凄い発明家や科学者になれるの近道と言えましょう!
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