2本のペットボトルに海水(塩水を作っても良いです)と水道水をそれぞれ7分目ほど入れ、フタをしっかり閉めます。
下のイラストの上下に並んだ2本のペットボトルのどちらが塩水で、どちらが水道水でしょう?
と言っても見分けは見た目では分かりません。
これを舐めたり飲んだり、触ったり、見たりしないで見分ける感動する方法があるのです。
【見分け方】
1本のペットボトルを激しっく振り、直ぐに耳に押し当てます。
これをそれぞれ行うと、聞こえる音が異なります。
海水は「シュワシュワ」と言った音が聞こえ、その音もしばらく続きます。
水道水はその音がありません。
もの凄く感動する実験です!
【理由】
飽和食塩水だと明確に分かりますが、塩水は真水に比べて、塩化ナトリウムが溶けているため粘度がちょっと大きく、細かな泡立ちも起きます。
その泡が消えていく音が「パチパチパチ・・・」「シュワシュワシュワ・・・」と聞こえるのが塩水です。
真水は起きません。
海の波の音は、湖と言った淡水の波の音とは違い、小さな「サラサラ」等といった擬音で例えられるような音がするのは、この塩水のためです。
時化(しけ)のときに入り組んだ岸壁の波打ち際に白い泡立ちがあるのもを「波の花」と言いますが、塩が含まれる海水に起きる現象で、更に泡が消えにくくなっているのはプランクトンが含まれているためです。
あの砂浜で聞こえる、心地良く癒される波の音は、含まれている塩が演出しているのです。
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