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汗のネタ

暑い夏、顔や脇の汗は時に気になります。



日本では、古くから顔から出る汗を止めようとする工夫が施され、今や伝統となっているものがあります。


「芸者の高帯」

交差性発汗と言い、上半身、下半身と分け、どちらか一方を締め付けると、そちら側が汗をかき難いということなのです。

芸者さん特有の化粧を落とさない工夫ですが、今ですと、芸者さん以外の人たちは、そうした下着を少しきつめに着けると良いです。

ただし、締め付け過ぎは血液循環を悪くするので気を付けた方が良いでしょう。


また、芸者さんに学ぶように、細い紐で絞めつけず、幅の広い帯で締め付けると、締め付ける力が分散されますので、帯で締め付けるというのも非常に工夫された技術と言えます。



さて、人間は体温調節のために汗をかきますので、やっぱり汗をかくことも必要です。

汗は99%が水で出来ていますが、残りの1%に臭いの元等が含まれています。


臭いの気になる場合は、早めに汗を拭きとると良いでしょう。


【!注意!】

夜、寝汗をかきたくない、節電しながら涼しく寝たいと思って、扇風機の風を直接当てて寝ると、ドンドン肌から出た汗が気化されてしまい、命を落とす危険性もありますので、ご注意ください。


汗は生きていく上でも大切ですので、嫌がらず上手に付き合っていきましょう。



ところで、日本では、汗を苦労、労働を評価する良いモノとして扱われてきました。

「汗を流す」

「血と汗の結晶」

「汗水たらす」

「額に汗する」

などなど。


猛暑の満員電車はつらいですが、少し汗臭くても、この記事を思い出して、嫌な思いも軽減されることを祈っています。



 

日常にちょっとした工夫をすると劇的に効果が上がったり、便利になったりします。

こうした発想が発明を生み、そして、それが特許と言った知的財産へと繋がり、商品化されることもあるのです。


科学も学ぶだけではなく、日常を便利にする知識として活用して、初めて先人たちが築き上げてきた科学の恩恵を受けられ、科学という学問の意義が発揮されるのです。


常日ごろ、「ふ」(不、負)を無くすという「気付きの発想」を持っていると、凄い発明家や科学者になれるの近道と言えましょう!



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