美しい容姿の「白鳥」
日本では晩秋から冬にかけて越冬のため飛来し、春になると飛去します。
白鳥は、シベリアやオホーツク海辺りで繁殖し、日本へは厳しい寒さから逃れるためにやってくる渡り鳥であり、水鳥です。
昔、飛来した白鳥を日本各地で狩猟の的としていたため、その湖沼、河川では二度と、その姿を現すことが無くなってしまった悲しい事実も残されています。
さて、渡り鳥である白鳥が毎年同じ湖沼等に現れるのは、頭部に磁鉄鉱等があり、それが地球の方位を示す磁界と関連して渡ってくると考えられています。
ただ、「いつ渡る決断をするのか?」については、未だ不明です。
太陽の向き、気温、地球温暖化…、とにかく異常な気象条件は渡り鳥に多大な影響を与えているのは事実です。
したがいまして、地球規模での環境の変化を読み取り解明していくためには必要な生体(固体)と言えましょう。
…毎年、安定して白鳥が日本に舞い降りられる環境が続きますように…
…湖沼に佇む美しい白鳥の群れを未来の子どもたちにも楽しんでもらえるように…
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