知っていると得ネタ! 静電気と簡単なその防止策

冬は乾燥した季節です。ドアノブ等を触った瞬間にビリッと感電して痛い思いをしたことは誰でも一度はした経験でしょう。


その正体が、ご存知、静電気。

簡易な感電・・・つまり電気の仕業です。




少しだけ脱線しますが、静電気は最も簡単な発電方法で、電気の基本的な性質を理解するのに大変便利なものなのでもあるのです。



さて、静電気のビリッと痛いのを防ぐには、まずは、この静電気じたいを、理解することが早道です。


まずは歴史。

自然界にある電気という現象について人間が初めて気が付いたのは、古代ギリシャ時代(BC5C)の頃といわれています。


琥珀(こはく)を擦るとほこりや毛などが引き付けられたという摩擦電気、つまり静電気が起きていたのです。

もっとも古代ギリシャ人にはプラスやマイナスといった摩擦電気という考えがなかったため、琥珀の内部に神が宿っていると信じ、琥珀を魔よけの護身具として身に付けていたそうです。


紀元前4世紀ごろ、哲学者のターレスは、魔力を持つ(帯電した)琥珀のことを「エレクトロン(現在でいう電子)」と名付けました。当時、宇宙を支配しているものは、天・ 地 ・ 火 ・ 水 とされていました。ターレスはこれに新しく電子を加えたのです。


静電気の発生における3つの要因は、接触+圧力+剥離です。

例えば、2枚のフィルムを重ねて(接触)、強く摩擦し(圧力)、引き離す(剥離)と静電気が起こります。

接触圧力が強く、剥離速度が早いほど静電気の帯電量は多くなります。

ラップ(サランラップやクレラップ等)も強く早く引き離すと、一層、強力に器に密着します。


人は歩いていると、体中必ず摩擦が起きますので、静電気からは逃れられません(但し、アースをぶら下げていれば別ですが)。


でしたら、簡単に身体に溜まった電気(帯電)を逃がしてしまえば良いのです。

  • 割り箸をしっかりと持ち、ドアノブや車の金属部に10秒程度押し付ければ、ゆっくりと帯電された電子が逃げていきます

  • ライターを持ち、10秒程度着火すると、そこから電子が逃げていきます 。


また、痛みを弱めるには、身体と電気の流れの良い金属と触れる面積を増やして上げれば、痛みは思った以上に弱まります。

つまり、指先で恐る恐る触ろうとすると逆効果!

指先と金属部で強い電気が流れます!

が、掌(てのひら)で一気に触ってしまえば、それだけ電気の流れる部分が多くなり、流れる電気が分散され痛みは減少します。


今すぐ、お金もかけずに静電気の痛みを避ける方法を紹介しましたが、少しは役立ちましたでしょうか?


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