おうちで直ぐにできる科学実験。
やってみれば「ほぉー」っと思える実験です。
また応用実験が次々とできる、科学的思考を高める凄い良質な実験です。
ここでは
とお話ししています。
【出題】
隔月で寄稿している以下の記事をご覧にください。
以下は、改めて、出題を大きな画像とともにご案内しています。
【おうち実験! さわらずにコップへ水を移動する!?科学実験】のやり方
【用意するもの】
空のコップ2つ
【出題】
片方のコップに水を入れ、2つのコップを触ることなく、あるものを1つだけ使って、1回の動作で、空っぽのコップへできるだけ多くの水を移動させてください。
今回はスポイトとかスプーンとかで移動するのは当たり前すぎて不正解とします。
※ヒントは瞬間移動ではなく、のんびり移動が正解の方法です。
【答えとやり方】
答えは、ティッシュペーパーです。
やり方も簡単!
ティッシュペーパーを細長く丸めて片方を水に浸し、もう片方を別のコップへ入れるだけです。
【解説】
この現象を毛細管現象と言います。
時間はゆっくりですが、片方の水をどんどん吸い上げられ、もう片方へ水が移動します。
毛細管現象とは液体中に細い管を入れると管の中の液面が管の外の液面と異なる高さに移動することで、この管の役割をティッシュペーパーの細かな繊維が果たして、水の移動が起きたのです。
この毛細管現象が起こるには液体(水)の表面張力と固体(ティッシュペーパー)の毛細管の直系(大雑把に言えば濡れやすさ)によります。
【動画】
【応用実験】
今回は半分ほどの水しか移動できませんでした。では、どうしたら全部移動できるのか?
両側に水を入れて行うとどうなるか?
両側に着色した水を入れて行うとどうなるか?
等々と実験方法がシンプルなだけに色々と考えて試すことができます。
ちなみに、
全部移動させるにはコップの高さを変えます(水面が同じ高さになれば移動しなくなりますので、全部移動できるように高さを調整するとほぼ移動できます)。
両側に入れた場合は水が移動して合流してしまうとそこで移動は止まってしまいます。高さが異なれば、そこから前述と同じ移動をします。
同じ高さにして両側に着色した水を入れて行う場合は、例えば粉末の食用色素の青と赤を使えば、青の方が上がり方が大きくなります。これは青色の食用色素の方が赤い色に比べて粉末の大きさが小さいためです。したがって、真ん中あたりで2色が混ざって紫色になることはありません。食用色素ではなく絵の具などを使えば結果は変わってきます。
身近なモノを使って「科学実験ができる」、しかも、その実験が遊びの要素や競技の要素があれば一層楽しく集中して時間を過ごすことができます。
そして、成功したときの感動は科学への興味関心が一気に高まった瞬間でもあります。
身の回りにあるモノで、いろいろと科学実験を行ってみる、行えるようになることは、新しい思考が生まれ、そして、発見発明する思考となり、日常が一層刺激的で好奇心が旺盛となり、やがて日々を一層豊かに過ごせるようになります。
あわよくば、こうした思考から生まれた発明が、特許と言った知的財産へと繋がり、商品化されることもあるのです。
科学も学ぶだけではなく、日常を便利にする、豊かに過ごせる知識として活用して、初めて先人たちが築き上げてきた科学の恩恵を受けられ、科学という学問の意義が発揮されるのです。
常日ごろ、「ふ」(不、負)を無くすという「気付きの発想」を持っていると、凄い発明家や科学者になれるの近道と言えましょう!
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