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斜めに立つグラス?…重心の実験工作「バランストンボ」

○重心

重心は重さの中心を意味します。

すなわち、四角形の1つの頂点で持つと、鉛直線上にあります。

またその線は、図形を半分に分ける線です。

物体を回転する際は必ず重心が中心になっています。

ただし、重心は必ずしも物体の中にある訳でなく、外側にある場合もあります。


1.「斜めに立つグラス」

ふしぎ!

グラスが斜めに立っています!



100円玉の上にグラスを斜めに立てて見ましょう。

恐らく、立てるのは非常に困難だと思います。

このグラスは、激安の殿堂「ドン・キホーテ」で数年前に170円程度で購入しました(現在、市販されているか不明です)。

このコップを購入できた事は「ちょっとした出会い」でした。



2.「バランストンボのフォトスタンド」

○準備するもの

PPシート、トンボ型紙、両面テープ、ハサミ、(カッター、定規)、アクリル棒φ3×170mm、台座(合成板)

○作り方

1.PPシートに型紙を両面テープで貼り付けます。

2.丁寧にハサミやカッター、定規などを使い実線部分を切り取ります。

3.点線部分を軽く曲げてから、型紙を外します。

4.胴体と羽根を両面テープで貼り付け、バランスを調整します。

5.台座に穴と斜めに切込みを入れ、穴にはアクリル棒を差し込み、斜めの切込みには絵葉書や写真を飾ります。




【絵葉書のフォトスタンド】

※絵葉書はモネの「水蓮」


【銅板・銅線で製作したバランストンボの一輪挿し(フラワーベース)】

※台座は桜,科学的に試験管を使って演出しました


こうしてバランストンボといった科学的な作品をインテリアとして活用したいと思い、2点の作品を紹介しました。

実際の工作でも大人の方々を中心に好評を博しています。


重心は物理の運動を理解する中で大変重要な要素です。

このような簡単な実験・工作から最先端科学技術(例:新幹線の重心移動、二足歩行ロボットの重心移動によるバランス感覚の保持など)に至るまで、重心を見い出しておくことは、ものづくりの技術の上で大変重要なのです。


こうした工作を通しながら科学を楽しく体験したい、させたいと思いましたら、お気軽にお尋ねください!

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