2020年、新型コロナウィルス感染拡大により次々と対面イベントが中止となっていくなか、オンラインやインターネット配信等々の事業が生まれ増えています。
そういうインターネットでも科学実験に正しく触れるプログラムを作って対応しています!
◆無観客サイエンスショー(ZOOM等のビデオチャットサービスや生配信)
生配信のため対面イベントと同様にライブ感を出す、つまり「これから何が起きるのか」「次にどうなるのか」等をワクワクとモニター越しながら見てドキドキするような実験と笑えるトークを交えて行います。
そして、何より重要なのは、
参加者は一人であっても、その部屋には家族や知人がいる場合もあることを意識する
演者側もカメラのフレームを意識し、出没や見切れを楽しい演出として取り入れる
クイズなどは対面イベントよりウケが良いので訴求性のあるエネルギーやSDGs、環境等々、少々難しくても伝えやすい(パワーポイントで出題や回答等を映すとメリハリがつく)
と言うことを意識として持っておくことです。
<無観客サイエンスショーZOOMver.実施風景>
◆無観客サイエンスショー(事前収録ver.)
生配信では出来ないメリットとして、収録し編集し配信しますので、1つ1つの実験が一層見易いように、実験を行っては収録をいったん止めて実験道具を片付けて次の実験を準備し整理をしてから、次の実験を収録していく手順の繰返しで進めます。
<無観客サイエンスショー収録配信>
◆ウケの良いワークショップ
実施した経験のなかで、科学、エコ、防災と言う観点から「尿素」を使ったワークショップを行いました。
※ご関係者の皆さんは、弊社が開発した、このプログラムを真似するようなことはなさらないでください。
事前に参加者へ実験道具等を郵送します。
<強み、売り>
ハサミやセロハンテープ等を使用しない
家庭での持出しもティッシュ程度
終了後の処分も簡単である
オンラインだからこそ手順は簡単にしつつ、工作に限ってはその場で完成するモノである必要はないため、翌日以降に結果のできるモノしました
<尿素を使ったワークショップ>
尿素はおしっこに含まれている物質としても知られていますが、身近には化粧品などの保湿クリームと言った保湿剤として知られ、また肥料としても使われています。
そして、結晶が作り易いため、冬は「雪木」、春は「桜の木」(画像のとおり)、夏やグリーン化事業では「深緑,新緑の木」と言ったものが作れます。
※以下のファイルより簡単に作れますが、ファイルでの作り方はZOOMで道具を使わず怪我のないように、そして一定の工作をした満足度を感じてもらうためを意識しました。
ワークショップのファイル ↓
【化学でお花を咲かせましょう!~尿素で桜ver.~】
尿素の冷却実験はその場で参加者と背景にいるであろう家族や知人と直ぐに反応の出る、想像以上の冷たさにワイワイと賑わいをみせ、しかも日常に役立てられる「へぇ」があって大人の皆さんも感心し喜んでくれます。
そして、工作は瞬間的に完成しませんが、数時間と時間が経つにつれジワジワと結晶化し、1日経つとドンドン桜が成長していくのが目の前で分かり、とてもウケが良いです。
そして、この工作はオンラインだからこそ行えるコンテンツです。
◆無観客サイエンスショーの基本的な考え方
スマートフォンで見ても見易い実験にしています・・・通常のサイエンスショーではウケの良いブーメランや巨大空気砲や、且つ動くものが細かくなってしまう実験は避けています。
見易さの観点から、「何の実験を行っているか」やキーワードを敢えてフリップで表示し、その表示も演出の1つで笑いを誘えるようなユニークなものに仕上げます。
一時停止や巻戻しもされるということを念頭に実験構成や解説等を考える・・・この前提を考えておくと、全体の流れより1つ1つの見栄えの良い実験を並べ、そこにしっかりと解説をつけています。
解説も堅苦しくなく、弁士のような、香具師のようなイメージで行っています。
YouTuberのようなド派手さ(←自分の抱いている偏見です)より、クックパッドのようなサイズと内容で、家庭での再現性の高い実験や、非常に小さい規模でも凄く感動する(伝えるべく)実験を披露しています。
カメラも最低、全体と手元を撮影する2台で対応できるようにしています。
無観客サイエンスショーは1つのストーリーを大切に作りますので、学習指導要領はもちろん、発明(知的財産)、エネルギー、防災、SDGs、スポーツ等のカリキュラムにも適した楽しめるテキストとして、科学実験を披露できる「#新たしい様式」となります。
動画配信だからこそ行える科学実験は本当に多く、それを見たい、知りたい方々も多いと思っています。
ご興味ご関心をお持ちになりましたら、お気軽にお問い合わせください。
日常にちょっとした工夫をすると劇的に効果が上がったり、便利になったりします。
こうした発想が発明を生み、そして、それが特許と言った知的財産へと繋がり、商品化されることもあるのです。
科学も学ぶだけではなく、日常を便利にする知識として活用して、初めて先人たちが築き上げてきた科学の恩恵を受けられ、科学という学問の意義が発揮されるのです。
常日ごろ、「ふ」(不、負)を無くすという「気付きの発想」を持っていると、凄い発明家や科学者になれるの近道と言えましょう!
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