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「激ムズのペットボトルでテーブルクロス引き」

おうちで直ぐにできる科学実験。

しかも、激ムズの科学実験ですので、成功するのは当然とっても難しいです。


ここでは

とお話ししています。


 

【出題】

隔月で寄稿している以下の記事をご覧にください。


 

以下は、改めて、出題を大きな画像で見易くご案内しています。


【テーブルクロス引きと同様の法則で難易度アップの「ペットボトルの間の紙幣抜き」実験のやり方】


【用意するもの】 未開封のペットボトル,空っぽのペットボトル,紙幣


【出題】

未開封のペットボトルの上にキャップを外した空っぽのペットボトル逆さに立て、その間に紙幣をはさみ込みます。

そして、ペットボトルには触れずに倒さないことなく紙幣を抜き取ってください。

アップで紙幣の部分を見ると以下の感じです。

※キャップの有無を注視してください!



 

【答えとやり方】

紙幣の端をつまみ、もう片方の手の指(人差し指1本か、人差し指と中指をくっつけた状態の2本指)で素早く紙幣を上から叩き下ろすだけです。


【紙幣の端を慎重につまみます】


【もう片方の人差し指で紙幣を上から叩き下ろします】


【叩き下ろすスピードの速さが成功の鍵です】


スピードの速さが重要なので、紙幣を引き抜いたりしても上の空のペットボトルは倒れてしまいます。

以下の動画をスピード感にも注目して成功に向けて、ご高覧ください。


 

【動画】

※動画タイトルは「紙幣」ではなく「お札」となっていますがご容赦ください。



【紙幣が抜ける瞬間のスロー再生】


 

【解説】

今回は「止まっている物体は止まり続ける」という慣性の法則を証明する1つの実験です。

ニュートンの運動の3法則の第一法則である「慣性の法則」です。

「外部からの力を加えなければ、止まっている物体は止まり続け、動いている物体は動き続ける」と言う法則です。


慣性は、物体が同じ状態で運動状態を保ち続けようと言う性質で、物体の質量が大きくなればなるほど慣性が大きくなります。

ですので、質量の小さい空のペットボトルは慣性が小さく、止まり続ける力が非常に小さいため、紙幣を抜くのも難しくなっています。


余談ですが、空のペットボトルのキャップを外しているのは、ペットボトルのキャップ自体が少し膨らんで作られているため、立てられないためです。

下のペットボトルのキャップを付けたままにして言うのは、キャップの膨らみによって不安定さが増し、一層紙幣を抜くのを難しくしているのです。



 

身近なモノを使って「科学実験ができる」、しかも、その実験が遊びの要素や競技の要素があれば一層楽しく集中して時間を過ごすことができます。

そして、成功したときの感動は科学への興味関心が一気に高まった瞬間でもあります。

身の回りにあるモノで、いろいろと科学実験を行ってみる、行えるようになることは、新しい思考が生まれ、そして、発見発明する思考となり、日常が一層刺激的で好奇心が旺盛となり、やがて日々を一層豊かに過ごせるようになります。


あわよくば、こうした思考から生まれた発明が、特許と言った知的財産へと繋がり、商品化されることもあるのです。


科学も学ぶだけではなく、日常を便利にする、豊かに過ごせる知識として活用して、初めて先人たちが築き上げてきた科学の恩恵を受けられ、科学という学問の意義が発揮されるのです。


常日ごろ、「ふ」(不、負)を無くすという「気付きの発想」を持っていると、凄い発明家や科学者になれるの近道と言えましょう!





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