小さな現象ですが、成功できたら感動する科学実験です。
ここでは
と分かり易く実験についてお話ししています。
【出題】
隔月で寄稿している以下の記事をご覧になって考えてみてください。
【答え】
あるものはスプーンです。
水面上部の方をスプーンで、できるだけ速く回転し渦を作るだけです。
すると、徐々にピーナッツが上昇してきますので、それをスプーンですくって救出できるのです。
順を追って以下の画像をご覧ください。
【実験動画】
※動画は多少の水が飛び散っていますが、そこは不器用な善ちゃんと言うことでお赦しくださいm(_ _)m 器用な皆さんは綺麗に成功してください!
【解説】
水面の上部で渦を作るように撹拌していると、上部の水はシリンダーの外側へ移動する、つまり中心部の水圧が小さくなり、外側は大きくなります。
この水面上部での水圧の差が生まれると、外側の大きな圧力は外部の下方向へ移動していき、それにより下部の水圧も外側が大きくなっていきます。
下部の外側の大きくなった圧力が中心部を押し、中心部の水を底から押し上げる力が生まれます。全体として、こうした対流が生まれ、この対流(押し上げる力)によりピーナッツは上昇するのです。
もちろん、菜箸でも割箸でも撹拌しピーナッツを上昇させることはできますが、「水から救い出すには挟むより、救った方が断然に成功の確率が高い」ので、今回のあるものはスプーンが最適で、正解としました。
身近なモノを使って「科学実験ができる」と言うことに気付き、身の回りにあるモノで、いろいろと科学実験を行ってみる、行えるようになることは、新しい思考が生まれ、そして、発見発明する思考となり、日常が一層刺激的で好奇心が旺盛となり、やがて日々を一層豊かに過ごせるようになります。
あわよくば、こうした思考から生まれた発明が、特許と言った知的財産へと繋がり、商品化されることもあるのです。
科学も学ぶだけではなく、日常を便利にする知識として活用して、初めて先人たちが築き上げてきた科学の恩恵を受けられ、科学という学問の意義が発揮されるのです。
常日ごろ、「ふ」(不、負)を無くすという「気付きの発想」を持っていると、凄い発明家や科学者になれるの近道と言えましょう!
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