スライムは昔から子どもたちに人気の触った感覚が何とも言えないおもちゃです。
アメリカの玩具メーカーが1976年に開発し、日本では1978年にツクダオリジナル(当時の会社名です)で販売され、一躍ブームとなりました。
ここでは、常に最新のスライムの作り方や注意事項等々を随時、画像掲載も含めて更新していきますので、今、お読みになった内容と次回にお読みになるときに内容が異なる場合があります。
【目次】
スライムは英語でslimeと書き、本来の意味は
ヘドロ、粘液 ← ドロドロ(ぬるぬる)した性質を持つ物質を大雑把にさす言葉
嫌なやつ、嫌な場所 ← 俗・軽蔑的な意味としても使われます
です。
そして今は、おもちゃのスライムが登場し「アメリカの玩具メーカーのゲル状の玩具、柔らかい感触を楽しむもの」と言う意味も加わっています。
【スライムの作り方】
PVA合成洗濯糊(PVA7%程度の場合)と水を1:1で混ぜる(透明どうしで分かりにくいのですが、良く混ぜ合わすことが重要)
4%ホウ砂水溶液を作る(ホウ砂の水に対する溶解度が4.7g/100mlですので、10ccの水に0.5g入れて、良くかき混ぜて上澄み液だけを使うようにすると楽ちん)
PVA合成洗濯糊+水へホウ砂水溶液をほんの少し入れ、良くかき混ぜると出来あがり
※ホウ砂(四ホウ酸ナトリウム Na₂B₄O₇・10H₂O)は目の洗浄で使われる市販されている医薬品でドラッグストアで購入でき、PVA合成洗濯糊は100円ショップやドラッグストアの洗濯洗剤売り場にひっそりと販売されています。
※容器や混ぜるものは、どのようなモノでも大丈夫ですので、無理に買い揃える必要はありません。
※色を付けたい場合は1.の前に水の方へ絵の具や食用色素を入れます。少し濃い目が良いでしょう。
※ラメ等を入れたい場合は3.のあとの出来上がったスライムへ。
【失敗しないスライムの作り方】
ホウ砂水溶液を本当に少量ずつ入れて1回ごとに良くかき混ぜないと、あっという間にブツブツとした塊になってしまいます。少し柔らかいぐらいの状態なったらしばらく放置し、そして手へ移し、手で良く揉んでいくとビヨーンと伸びるスライムに仕上がりやすいです。
ホウ砂なしで作るスライムとして液体洗剤(アリエール等)が紹介されていますが、2022年10月現在では液体洗剤で作れるものは見つかりませんでした。ホウ酸塩が安定化剤に使われている液体洗剤が無くなったと思われます。またジェルボールが増加する一方で液体洗剤自体も少なくなってきました。ホウ砂で上手に作れるようになった方が得策ですし、余計な出費もしないと思います。
【必ずお読みください! スライムの取扱い】
ここでは、基本的な注意事項は記述していません。
例えば、ホウ砂は医薬品で箱の裏面に使用上の注意がありますので必ずお読みください。
また、例えば、スライムを口に入れたり、人に当てたり投げたりしないでください。
と言ったことは常識として省略し、それ以外の注意点等を以下のとおり紹介します。
【スライムの取扱いの対応】工作したり遊んだりする時は必ずポリ手袋をするよう推奨します。肌の弱い人(特に小さなお子さんは例外なし)は稀に化学やけど(化学物質で火傷のように起きる損傷)になる場合があるためです。素手で触りたい場合は出来上がったスライムを少し触ってみて、何の反応も見られないかどうか確認してからにしましょう。
【よくある事故の対応】スライムが髪の毛に付いたり、衣服に付いたり、カーペットやじゅうたんに付くと取れませんので気を付けてください。もし取る場合はお酢を布に浸み込ませ、少しずつスライム部分に当てていくと液状に変化していきますので、そこでぬるま湯で濡らしたタオルで拭き取る、これを根気よく繰り返して、最後は水等で洗浄してください。 ← ただし、お酢で変色したり髪の毛を傷めたりする可能性がありますので、安全か否かを確認してから行ってください。
【正しい処分・廃棄方法】スライムを処分する時は上下水道へ洗い流すと排水溝が詰まってしまいますので絶対に止めてください。処分する時はプラスチックごみとして処分するか、お酢を少しずつ混ぜていき完全に液体になったら、大量の水を流しながら排水溝へ少しずつ流してください。また食塩をスライムへかけるとPVA部分と塩水に分離しますので、塩水は排水し、PVA部分はプラスチックごみとして処分してください。 ← 食塩を入れるとPVA部分が固化しますので、これを握って丸くしていくと、良く弾む偽スーパーボールが作れます! ← 偽スーパーボールの作り方は記事ができ次第、ここにもリンクしておきます。
【ジェルボールで作るスライムは禁止】ジェルボールでもスライムらしいものは作れましたが、強烈な香りにより化学物質過敏症を発症してしまう恐れがあります。ただでさえ、ジェルボールで作っている最中、個人的には、大人でも強い香りのため頭が痛くなってしまいました。シックハウスよりも瞬間的に顕著に化学物質過敏症やそれに似た症状が出やすいのです。
2022年10月現在
まだまだ見落としもあるかもしれませんので、注意事項等が見つかり次第、適宜更新します。
ただ、やっぱりスライム作りは、一生のうちに一度は経験して遊ばせたい(遊びたい)不思議な感覚で楽しいもの。
安全に楽しく行いたい場合は、善ちゃんのワークショップで、一緒に作りましょう! 【問合せ、依頼先】
このホームページの「依頼・問合せ」のページからお気軽にどうぞ!
楽しさ溢れるスライム工作教室とともに、お待ちしています!
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