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「団子より花・・・花束」の雑学

歳を重ねていくと、花束をもらうことに抵抗もなく、やっぱり綺麗で美しく、素直に嬉しく感じます。


サイエンスショー等の公演後に、時々、花束を贈呈していただきます。



花束を頂戴するのは嬉しいのですが、その反面、本当に何もいりませんので、くれぐれもお気遣いなくお願いします。



さて、花束贈呈、そもそも「なぜ花を贈るのか?」など素朴に疑問に思え、少しばかり調べてみましたので、簡潔にまとめてみました。


古代エジプト文明、ツタン・カーメンの棺にも花が供えられていたこと、それよりずっと前の約6万年前のネアンデルタール人の人骨の周囲に花粉があったので花束(ブーケ)の習慣があったとか(これに関しては証明は未だされていません)、とにかく、世界中の遺跡の壁画や紋章に花が描かれていることから、花自体に人々は本能的に美しいと感じ魅了されていたのは事実でしょう。


約3,000年前の古代ヨーロッパで、ある男性が恋人にプロポーズへ行く途中に花を摘み花束として渡しました。それを受け取った女性は花束の1輪の花を取り出し彼の胸へ入れたとか。

こんなロマンチックなエピソードが、女性の持つブーケ(花束)、男性の胸ポケットに入れるブートニアの始まりと言われています。

ジャケットの襟部分にある穴を「フラワーホール」と呼ばれています。



日本では、新郎新婦から両親へ花束贈呈が披露宴で行われますが、それは1961年(昭和36年)に大きな式場として知られている「明治記念館」が「子どもが親から離れる時に、親にも出番を作ろう」と考えられたサービスの1つです。

ちなみに、キャンドルサービスもロウソク製造の大手「カメヤマ」が考えだした日本発のサービスです。



花を摘み、観賞したり、装飾を作ったり、花束(ブーケ)、花輪など、古今東西、子どもの遊びから冠婚葬祭、そのほか様々な風習や風俗など、特有の役割を担ってきています。


講演や記念式典等の花束贈呈についての起源は調べてみましたが、記述されている文献やURLも見つかられず、分からないままでした・・・。


けれど・・・、

「花が咲く」

凄く良い比喩表現があります。


したがいまして、サイエンスショーで花束贈呈された時、それは、その公演自体をご覧になった方々が満足し、「その事業が成功した=花が咲いた」いう証を頂戴できたと思うようにします。


ただ、繰り返しになりますが、花束をご用意いただかず、そのお気持ちだけで十分な善ちゃんです。

かえって、花を頂戴しても、凄く嬉しい気持ちは溢れんばかり故、帰りの満員電車で揉みくちゃにされてしまう可能性があったり、無事に持ち帰ったとしても、花を生ける技術がありませんので、せっかく頂戴した花も可哀そうな結果になってしまったらと心配が大きいからです。


世界には多種多様な花が咲き、その花1つ1つが人々の心を動かします。

花には不思議な力が宿っているのでしょう。


皆さんは、どんな花が好きなのか、どんな花に思い出があるのでしょうか?



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