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YouTube動画【1分間のサイエンスショー「綺麗なくるくる風船浮揚」】

更新日:2020年3月3日

YouTube動画ですので、こちらから↓

https://youtu.be/kZH-YF2K2qM




小さな風船ぐるぐる実験のやり方】

  1. 100円ショップで販売されている水風船でもできますが、一層安定して浮かすことのできる5インチのラウンドバルーンと、布テープ(少し高めの強力なテープでないと失敗する確率が大きくなります)を用意します。

  2. ポンプで風船の中に空気を入れて結びます。大きさを同じにするのが成功するか否かのポイントです。

  3. 風船の結び目側を内側にして環状になるように、輪っかにした布テープで貼り付けていきます。

  4. 1連の輪ができて、垂直程度に立てたドライヤーで環状の風船の端側から風を当ててみると、ぐるぐると回り始めます。

※上手くいかない場合

  • 繋ぎ合せた風船の数が少な過ぎて全重量が小さく、ドライヤーの風に吹き飛ばされてしまう → 繋ぎ合せる風船の数を増やしましょう。逆に浮かなくて落ちてしまう場合には風船の数を減らし全重量を小さくしましょう。

  • 風船の結び目が中心側に綺麗に並んでいないとバランスが崩れ上手く回りませんので、両面テープで貼り付ける時に結び目が綺麗に中心へ向くように気をつけましょう。

  • それでも、上手くいかない場合は、バランスが原因と思われますので、1連ではなく2連にして安定度を増してあげます(下の画像のとおり)。




【解説】

なぜ浮くか?

単純そうな印象ですが、実は少し難しいお話なのです。


この場合、ピンポン玉のみ例にとり、お話しします。


空気という流体がピンポン玉に沿って流れの向きを変える「コアンダ効果」により、風がピンポン玉の片側の方に力が加わります。

そこに作用反作用の法則により、その力と反対の力が加わり、ピンポン玉は落ちないのです。

もちろん、ドライヤーから出る風の速さ程度の大きな力でもありませんから、ドライヤーを少し傾けるくらいなら落ちませんが、当然ですが、大きく傾けてしまえば落下してしまいます。



今回はドライヤーという身近なもので小さな実験をし、ドライヤーよりもっと風の強い機械「ブロワー」を使って直径2~3m程度の風船を繋げた輪っかまで行ってみました。


大きな風船の輪っかは、くぐれたりと遊べますし、生で見ると「おーっ!」と感動する、実に綺麗で一度は見てみたい(参加してくぐってみたい)科学実験だと思います。




【#TBS「#はなまるマーケット」の「きょうの目玉」に出演した際の実験】

2013年5月に出演しました。

「大きな風船の輪っかぐるぐる実験」は「落ちない!浮いてる?何とも不思議な回るヤツ・・・」の実験、「風船ぐるぐる」科学実験のやり方を大勢の皆さんからメール等でお問い合わせいただきましたので、善ちゃんのやり方を包み隠さず記事にしますので、ご参考ください。


【小さな風船ぐるぐる実験のやり方】

やり方は、小さな風船と同じです。

成功の最大の秘訣は2つ。

  • 1つは結び目が綺麗に中心に向いていてバランス良く風船が接着されている点です。

  • もう1つは、材料選びです。100円ショップで入手できますが、クッション性のある強力な両面テープ(30mm幅)を50mm程度に切って風船と風船を貼り付けます。外れた場合は貼り足してください。

ただし、100円ショップだと風船破裂やうまく回転できない可能性が大きいので、確実に成功したい場合は、11インチのラウンドバルーンにし、布テープ(少し高めの強力なテープでないと失敗する確率が大きくなります)を輪っかにして貼り合わせていけば、まず大丈夫です(下の画像は参考にし、テープは参考にしない方が良いかもしれません)。



下の2つの画像は15個連結の風船です。

全体として軽いので、ブロワーで風を当てると、こうした大きさと高さで安定してぐるぐると回っています(ブロワーの角度で高さ調節はもちろんできます)。






テレビでは20個連結し輪の直径を大きくし重さも増し、人がその中をくぐることができるよう調整しました。

簡単にできる方もいらっしゃるようですが、善ちゃんは結構成功するまでに失敗の連続でした。



そして、注意点!

  • ドライヤーは温風ですと、風船破裂ややけどの恐れがありますので、くれぐれもご注意ください(冷風でも風速の大きなドライヤーを使う方が良いでしょう)。

  • 風船をくぐる行為は大変危険です。安全を確保してから実験してください。



こうした実験を見てみたいと思いましたら、善ちゃんの出張サイエンスショーは全国各地どこへでも出向いて開催しています!

ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。



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