今回の科学的インテリアは「砂時計」
砂時計の古くは、ガラスの中に砂ではなく砂鉄を入れているものが多かったそうです。
それは、湿度により、砂だと水分を吸ってしまいガラスに付着したりしてしまい正確な時間が計れないためで、それを解消するために砂鉄が用いられたようです。
確かに、砂時計の中が砂鉄だと、耳を澄まして小さな時を刻む音を聞くと幻想的です。
下に磁石を置くと、注ぎ落ちてくる砂鉄がまるで花のように綺麗形の磁界が作られるので、やってみると楽しいです。
今、結構、砂鉄入りの砂時計を探すのも大変ですが、探せばちゃんと売っています。
…ただ、大きさにもよりますが、良い値です…。
下の2つの砂時計は、数年前に東京国際フォーラムで購入した砂時計。
どちらも、100年以上前の工場で使われた部品をリサイクルして作られています。
【砂時計・大】
高さ約30cm
…奮発して買いました…
【砂時計・小】
高さ10cmほどですが、結構、良い値でした…
かつて使われていた木材を利用した砂時計は、時代の深みを感じると共に、姿を変えながらも当時の人々の時の刻みも伝わってきます。
1つ正しいことを言えば、時を正確に刻めるものを作り、それを利用していた時代があったということ。
今となっては「時間を知る」「正確に時を刻む機器」というものがない時代には貴重な道具(科学技術)だったのです。
デジタル化の進む中、砂時計を使い、アナログなひとときを過ごしてみるのも、ちょっと贅沢な嗜好かなって思います。
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