今回のカイロは使い捨てカイロのことを結構深くレポートしてみました。
使い捨てカイロの中には鉄粉、水、バーミキュライト、活性炭、食塩が入っています。
このカイロ早く温めるには、揉むより、息を吹きかけるのです。
【解説】
息を吹きかけるのは単純に酸素を早くカイロに与えることができ、それにより酸化反応を早められるからです。
カイロは鉄が酸化し酸化鉄に変化する時に発する「酸化熱」を利用しているのです。
ゆっくりと酸化反応するように作られているため、火傷するほど熱くならずに温かくなるように調合(工夫)されています。
【カイロの注意】
「揉む」という行為は危険です!
昔の使い捨てカイロは揉んで発熱させる物で、発売当時も「揉む」をキャッチフレーズとして印象付けていました。
が、今は「揉まずに振る」「決して揉まずにそのまま貼る」といった使用方法になっていると思います。
かえって揉むと中身のバランスが崩れ、過剰な発熱が部分的に起きたりし低温火傷を起こす原因となります。
そして、低温火傷と言えば、意外と、靴の中にカイロを入れ低温火傷になる事例が多いのです。
靴の中に入れる、靴下の中に入れることは、カイロを踏んだり変に動かしたりとすることとなりますので、非常に危険と言えます。
ところで、カイロも同じ場所に41℃で当て続けると6時間程度で低温火傷してしまいます。
41℃から51℃は1℃上がるごとに低温火傷になる時間は半減され、51℃以上になれば短時間で低温火傷になってしまいます。
使い捨てカイロに鉄粉が入っているのを開封(分解)せずに調べるには磁石がつくかどうかで分かります。
使用後のカイロは鉄粉が酸化鉄となってしまい磁石がつかなくなっています。
押し入れから出てきた「いつ買ったか分からないカイロが出てきたけど使えるかな?」なって場合は、単純に磁石につくかどうかで使えるかどうかも分かります。
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