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YouTube「磁石の科学 善ちゃんのおもしろ科学実験教室【げんでんeまなびクラブ】」 https://www.youtube.com/watch?v=bAnvUsT350A
が完成しましたので、是非、多くのお子さんたちにご覧いただきたいです!
【サムネイル画像がいかにもYouTubeっぽい(笑)】
理科授業の実体験が少なくなってきているなか、サブテキストとして役立てればと言う狙いで作りました。
今回の「磁石の科学」は「強い磁石とは」に絞って実験していますので、まだまだ動画では「磁石」全般を理解できるサブテキストとして不十分です。
ニーズがあれば!のお話ですが、磁石はとても楽しい実験がたくさんありますので、今後、もっと充実を図れるようにできたら嬉しいです。
【強い磁石とは】 磁石の力が及ぼす範囲(簡単に言うと「磁石に鉄がくっつく範囲」)を磁界と言います。
磁界のなかにあれば、強磁性体(代表的なものは「鉄」です)をくっつける力が働きます。
今回は大きなフェライト磁石のため磁界が大きく鉄球を多くくっつけ持ち上げられています。
一方、永久磁石でもっともくっつける強さが大きいと言われているネオジム磁石は大きさがフェライト磁石に比べ小さいため磁界も小さく、さほど多くの鉄球をくっつけることができません。
次に、ペットボトルを錘(おもり)にして、どちらの磁石の方が多く吊り上げられるか?と言う比較実験を行うと、圧倒的にネオジム磁石の方が多く吊り上げたられます(動画では水の入ったペットボトル合計3kgを吊り上げています)。
これは磁界の大きさではなく、磁石の磁束密度の大きさによるものです。
以下のイラストのように、磁石にはN極とS極があり、N極からS極に向かって磁力線があります。
その密度(磁束密度と言います)が大きい、簡単に言えば、磁力線の本数が多くあると磁力が大きくなるのです。
したがって、磁束密度の大きい(磁力線が多い)ネオジム磁石の方が重いものを吊り上げられることができるのです。
今回、日本原子力発電株式会社 東海事業本部 地域共生部 げんでんeまなびクラブ事務局さまから、こうした「ずっとやっていきたいと思っていた1つの試み」ができ、感謝しています。
派手な実験が動画で魅了するなか、少しおもしろおかしく仕上げた、科学のいろはの「い」が理解できる動画を作成し、それをライブラリー化しサブテキストして教育関係の皆々さんに利用していただければ良いなぁと、かつてより切に願っています。
日常にちょっとした工夫をすると劇的に効果が上がったり、便利になったりします。
こうした発想が発明を生み、そして、それが特許と言った知的財産へと繋がり、商品化されることもあるのです。
科学も学ぶだけではなく、日常を便利にする知識として活用して、初めて先人たちが築き上げてきた科学の恩恵を受けられ、科学という学問の意義が発揮されるのです。
常日ごろ、「ふ」(不、負)を無くすという「気付きの発想」を持っていると、凄い発明家や科学者になれるの近道と言えましょう!
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