お金をかけず簡単な工作ですが、奥深い実験です。
「メビウスの輪」って聞いたことありますか?
「メビウスの輪」の工作実験は、紙片で輪を作り、真ん中を切っていくだけの作業です。
まずは、下の画像のように紙片の端と端をテープで止めて輪を作ります。
この真ん中を切っていくと…
当然、太さの半分になった輪が2つできます。
では、今度は下の画像のように紙片を1回ひねって、表と裏を合わせてテープで止めて輪を作ります。
この真ん中を切っていくと…
円周の長さが2倍の輪になります。
ここで、注目したいのは、表をずっと辿っていくと、いつの間にか裏になっていて、そして表に戻っていることです。
表という1次元から、裏もある2次元へと変わっているということなんです。
これが「メビウスの輪」です。
これを応用したモノとして、ワープロ時代に全盛期でしたプリンターのインクリボンや映画のフィルム等が挙げられます。
表も裏もないので、両面にインクトナーを付けて片面に比べ2倍のインクを使用できるという利点があり、映画のフィルムは摩耗防止と言う利点があります。
ただ、紙を切るだけなのに、意外といろいろと考察できる「メビウスの輪」。
是非、遊んでみてください!
って、あんまり興味が湧かないですかね?
では、次回で完結しますが、きっと「メビウスの輪」応用バージョンで興味が湧くことでしょう。
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