トマトも買ったり食べたりするのでしたら、やっぱりおいしいと言われている完熟トマトが良いのが世の常でしょう。
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ここでは、2つの見分け方を紹介します。
1.スターマーク
トマトのヘタと逆側にあるお尻側と言われている尖っている場所が、放射状に白っぽく筋状になっている様子をスターマークと呼んでいます。
このスターマークの筋状が多いと熟したおいしいトマトと言われています。
下の画像ではどちらがおいしいトマトと言えるでしょうか?
![](https://static.wixstatic.com/media/f12df3_b0e09200c39b42c89a97147fa96835c9~mv2.jpg/v1/fill/w_586,h_436,al_c,q_80,enc_auto/f12df3_b0e09200c39b42c89a97147fa96835c9~mv2.jpg)
答えは明らかにスターマークのある左側です。
左側のお尻部分を良く見ると、以下の画像のとおりスターマークがあります。
![](https://static.wixstatic.com/media/f12df3_9372d2bb1674407791c19b41304390ef~mv2.jpg/v1/fill/w_535,h_464,al_c,q_80,enc_auto/f12df3_9372d2bb1674407791c19b41304390ef~mv2.jpg)
「おいしい」=「星のマークがある」
という構造が、ちょっとおしゃれな感じを抱きます。
もっとクッキリとスターマークが現れるともっともっと甘い熟したトマトになります。
2.糖度識別法
この方法も実用化されており、トマトの完熟の度合いによって異なる糖度から生まれる浮力の差を利用した識別です。
一般的にトマトは水に沈むものが完熟トマトとされています。
※ミニトマトではこの方法は通用しません。
以下の動画では、この識別法を実践した、本当に簡単な実験です。
ハッキリと違いが分かるのもおもしろい実験だと思います。
かなり以前のことで、しかも連れて行ってもらったため、場所などは定かではありませんが、実際に栃木県の朝市に訪ねた際には
「ウチの採れたてのトマトは水に沈むから美味しいんだ」
とブランド「桃太郎」を簡易プールに入れて沈んでいるのを見せながら実演販売している方も見かけました。
だからといって、スーパーマーケットへ水を入れたバケツを持って行き、売り物のトマトで完熟を探そうとする行為は止めましょう(笑)
スーパーマーケットでは、よほどのことがない限り完熟はなく、完熟手前に収穫された色とツヤの良い(ツヤと色を重視した)トマトが並んでいます。
トマトは元々、南米の燦々と太陽が照らし、水の少ない乾燥したところに育っています。
茎に細かな棘があり、そこに着いた虫すらも栄養とします。
やがて、その苛酷な環境の中で、葉や茎が枯れるまで果実にたっぷりの水と栄養(糖度)を与え続け、十分に栄養を与えられたトマトは落下し、次の世代をたっぷりの栄養を与えて育むという植物です。
完熟トマトの臭みの無さと、フルーツのような香りと甘みは、初めて口に入れた瞬間、口全体に広がる感動を得られるおいしさです。
日常にちょっとした工夫をすると劇的に効果が上がったり、便利になったりします。
こうした発想が発明を生み、そして、それが特許と言った知的財産へと繋がり、商品化されることもあるのです。
科学も学ぶだけではなく、日常を便利にする知識として活用して、初めて先人たちが築き上げてきた科学の恩恵を受けられ、科学という学問の意義が発揮されるのです。
常日ごろ、「ふ」(不、負)を無くすという「気付きの発想」を持っていると、凄い発明家や科学者になれるの近道と言えましょう!
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