今回は「おにぎりとおむすび」の雑学です。
一体、この呼称にはどのような違いがあるのでしょうか?
形状や作り方等では違いがありません。
大まかに分けるとすれば、東日本は「おむすび」が多く、西日本は「おにぎり」が多いという傾向があるそうです。
また、宮中の女房(主の側仕え)言葉に「おむすび」は由来し上品なもととされ、一方「おにぎり」は俗なもの・言葉として分けることも出来るようです。
ただし、「おにぎり」の方が歴史が古く強飯(こわいい)というもち米を蒸したものを握った「にぎり飯」が原型と言われています。
ところで、・・・
「天むす」がありますが、名古屋の名物として全国的に知られています。
が、・・・
実は、三重県が発祥です!
三重県津市が「天むす」の発祥の地なのです。
「天むす」の始まりを、千寿というお店のパンフレットを以下に引用します。
昭和30年代初めにてんぷら定食の店をしていた初代「水谷ヨネ」さんが忙しくて昼食を作る暇もなかったため、せめて夫には栄養のあるものをと車エビの天ぷらを切っておむすびの中に入れ、出したところ、「意外とおいしい」と喜び、いろいろと苦労を重ねて味付法を生み出し「天むす」の誕生となりました。
【元祖 天むす】
千寿の「天むす」のパンフレットには「夫への愛情が生んだ味」とも記載されていますが、確かに、千寿の「天むす」は、一度でも口にしておくべき日本の食と言えましょう!
とっても美味しくて、オススメです!
日常にちょっとした工夫をすると劇的に効果が上がったり、便利になったりします。
こうした発想が発明を生み、そして、それが特許と言った知的財産へと繋がり、商品化されることもあるのです。
科学も学ぶだけではなく、日常を便利にする知識として活用して、初めて先人たちが築き上げてきた科学の恩恵を受けられ、科学という学問の意義が発揮されるのです。
常日ごろ、「ふ」(不、負)を無くすという「気付きの発想」を持っていると、凄い発明家や科学者になれるの近道と言えましょう!
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