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科学実験「一瞬で紙を真っ二つにする方法」(動画付き)

更新日:2020年12月4日

やってみると気持ち良くなる、ちょっと癖になりそうな科学実験です。

以下の小冊子への寄稿を読んで挑戦してください。



 

【実験方法】

1.A4用紙(普通の上質紙でできます)を横向きにして真ん中をしっかりと折ります(二つ折りにします)。


2.誰かにA4用紙をピンと張るように両端をしっかり持っていてもらい、折り目の真ん中を目掛けて、指1本で突きます。


3.勢い良く着けば綺麗に真っ二つに分かれます。



【動画】「紙を真っ二つにする方法」


見事、綺麗に真っ二つに分かれたときは「とても気持ち良い」実験です。



 

【綺麗に2つに裂けれる理由】

紙の真ん中にしっかりと折り目をつけると、その部分の繊維が1本の線上に傷つきもろくなった状態が作れます。

両端を引っ張るように持つことにより、左右から同じ力で引っ張られているのは中心部分ですので、そこを指で突くことにより、もろくなっている線上で且つ中心部分が裂かれ易くなっているため、綺麗に真っ二つになると言う訳です。

こうしたことを弾性破壊と言います。

今回も物質(紙)に傷をつける(折り目をしっかりつける)と強度を失い、そのところに(指で突く(強い力が加わる)とその部分が綺麗に切れることを上手く利用しています。

ガラスもダイヤモンドカッターで傷を入れ、力を加えて綺麗に切るのも同じ弾性破壊を利用しています。


 

日常にちょっとした工夫をすると劇的に効果が上がったり、便利になったりします。

こうした発想が発明を生み、そして、それが特許と言った知的財産へと繋がり、商品化されることもあるのです。


科学も学ぶだけではなく、日常を便利にする知識として活用して、初めて先人たちが築き上げてきた科学の恩恵を受けられ、科学という学問の意義が発揮されるのです。



常日ごろ、「ふ」(不、負)を無くすという「気付きの発想」を持っていると、凄い発明家や科学者になれるの近道と言えましょう!






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