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飲みかけのラムネに栓をする裏ワザ(動画付き)

夏の風物詩、ラムネ飲料。

暑い夏にやっぱり飲みたくなります。


が、全部を飲み切らないと、蓋(ふた)がありませんから、炭酸が抜けてしまい保存できず、台無しです。


【このままだと炭酸が抜けてしまいます】


でも、たった一手間で簡単に栓ができます。

これで、保存しても炭酸を味わえるラムネが飲めるのです。


 

ビー玉が逆さにしてビンを振ると炭酸の圧力でビー玉が栓をしてくれる

【やり方】

  1. 口のところを手でふたをする

  2. ビンを逆さにする

  3. 上下に振る



これさえマスターできれば、飲みかけのラムネも安心して取っておけ、いつでも飲みたいときに炭酸が抜けていない飲みかけをおいしく飲めるのです。



【仕組み】

この栓をする方法は、そもそもラムネの栓をビー玉で行う製造方法をアナログ的に行っているだけです。

激しく振ることにより炭酸ガスが発生しビンの中の内圧が大きくなります。

その炭酸ガスによる内圧強くビー玉を押す力となり、しっかりと栓がされます。

これで安心して冷蔵庫に入れて保管したり、置いておく等とできるのです。


今の時代、素手でビンを押さえるのは不衛生とも言えますので、この点のみお気を付けて取り扱ってください。


※旧来のガラスビンのラムネは、この方法が難しいですからお気を付けください。


 

【ラムネの雑学】

ラムネ飲料はイギリスが発祥の地です。

1872年にイギリスのコルク会社のセールスマンが今の特徴的な形の容器を発明して、ビー玉で密封する方法が作られ、炭酸漏れのないよう密封できるようになりました。

それまでは、コルク栓で蓋をするのが一般的でしたが、炭酸が抜けてしまう欠点があり、ラムネには不向きだったのです。

日本では19世紀の終わり頃に、イギリスからラムネを輸入し、日本でも同じ形のガラスビンの製造が行なわれるようになりました。

今、日本では、ラムネのガラスビンをほとんど製造せずペットボトルに変わってきています。


ちなみに、ラムネという名前の由来は元来の英名「lemonade(レモネード)」が転訛したと言われています。

おもしろいことに、日本ではラムネとレモネードは明確に別の飲み物として発展し定着しています。


 

日常にちょっとした工夫をすると劇的に効果が上がったり、便利になったりします。

こうした発想が発明を生み、そして、それが特許と言った知的財産へと繋がり、商品化されることもあるのです。


科学も学ぶだけではなく、日常を便利にする知識として活用して、初めて先人たちが築き上げてきた科学の恩恵を受けられ、科学という学問の意義が発揮されるのです。



常日ごろ、「ふ」(不、負)を無くすという「気付きの発想」を持っていると、凄い発明家や科学者になれるの近道と言えましょう!







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