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科学実験「『極性』と言う熟語を右下がりにしたリ左下がりにしたり」

自在に熟語や文字列を右下がりにしたリ左下がりにしたリすることがことができますか?

以下をご覧ください。


【クイズ】

隔月で寄稿している以下の記事をご覧になって考えてみてください。




【答え】

答えは「極性」と言う文字を横に並べてコピー&ペーストするだけ。

これで傾きます。反転して並べると逆に傾きます。


 

【実験方法】

1.紙の入ったチャック付きポリ袋を水中へ入れて、描かれた絵を上から眺めてみると、絵が消えてしまいます。逆に引き上げれば絵は出現します。


 

【解説】

「極性」の2文字を並べるとそれぞれの横の線が下がっているため連続すると右下がりに見えてしまいます。

反転すると右上がりになります。

このような錯視をポップル錯視と呼んでいます。 ポップル錯視は文字列傾斜錯視とも言います。



【応用】

なんと! 善ちゃんはもっと傾いて見える文字の並びを見つけました!!

「善マナー」と「ーナマ善」

これが善ちゃん的には最強のポップル錯視です!

皆さんも文字を打ち込むときにコピペしてみて新たなポップル錯視を見つけてください。



【凄いポップル錯視】

こちらに載っている画像です。

ここまで凝った錯視を作れる才能に脱帽です!




 

こうした錯視は日本で研究されている素晴らしい先生がいらっしゃいます。

北岡明佳先生(このブログを書いた時点では、立命館大学総合心理学部教授)です。

この先生の錯視に対する研究する姿勢と成果はめちゃめちゃ凄いと尊敬しかありません。


 

日常にちょっとした工夫をすると劇的に効果が上がったり、楽しい遊びになったりします。


こうした発想が発明を生み、そして、それが特許と言った知的財産へと繋がり、商品化されることもあるのです。


科学も学ぶだけではなく、日常を便利にする知識として活用して、初めて先人たちが築き上げてきた科学の恩恵を受けられ、科学という学問の意義が発揮されるのです。


常日ごろ、「ふ」(不、負)を無くすという「気付きの発想」を持っていると、凄い発明家や科学者になれるの近道と言えましょう!




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