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科学実験「善ちゃんおススメのエコで防災にも役立つ冷却剤つくり(動画付き)」

知っておくと役立つ科学実験ですので、是非、動画もご覧になって科学を楽しんでください。


 

【クイズ】

隔月で寄稿している以下の記事をご覧になって考えてみてください。



 

【答え(実験方法)】

  1. 「あるもの」は「尿素」です。

  2. アルミボトルに入れ、水と尿素を同じ重さ(今回は水30mlと尿素30g)の水と尿素を入れると一瞬で冷えていきます。この実験では33.8℃が7.9℃に下がり、アルミボトルが曇っているのも分かります。




動画はこちら👇



 

<尿素とは>

おしっこに含まれることから、こう呼ばれるようになった物質でカルバミドとも言われています。

凄いことは、人類が初めて無機化合物から初めて合成された有機化合物で、有機化学史の幕開けのものなのです。

尿素の化学式:CO(NH₂)₂

身近な用途:保湿クリーム、肥料(※葉物野菜や根を食べる野菜に適しています。またプランターなどの花などにも良いです。が使い過ぎると軟弱に育ってしまうため適切に希釈することがとても重要です)



 

【理由】

物質が水に溶けるときに必ず熱の反応が大小問わず起きます。

尿素は水に溶けると吸熱反応を大きく起こしやすい物質ですので、これだけ温度を下げることができたのです。

アルミは熱伝導が大きいため吸熱反応を一層伝えやすいため、アルミボトルを選択しました。 【利用方法と使用後の処分の仕方】

停電、罹災のとき、またねん挫等で直ぐに冷却したいとき、この実験ができれば、廉価で直ぐに冷却剤が作れます。

水は綺麗な水ではなくても大丈夫で泥水でもOKなのが優れていて、本当に役立つ実験だと善ちゃんは思っています。

冷たかったものも徐々にぬるくなってしまいます。

そうなりましたら、実験後はアルミボトルに多量の水を足し、プランターや畑にまけば、肥料として利用できるのです。

尿素は肥料用でしたら非常に安くホームセンター等で売っていますので、入手のし易さとコスパの良さが優れています。



 

日常にちょっとした工夫をすると劇的に効果が上がったり、便利になったりします。


こうした発想が発明を生み、そして、それが特許と言った知的財産へと繋がり、商品化されることもあるのです。



科学も学ぶだけではなく、日常を便利にする知識として活用して、初めて先人たちが築き上げてきた科学の恩恵を受けられ、科学という学問の意義が発揮されるのです。



常日ごろ、「ふ」(不、負)を無くすという「気付きの発想」を持っていると、凄い発明家や科学者になれるの近道と言えましょう!




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