善ちゃんは「そば検定合格認定証」を取得しています。
そこで雑学!
「ざるそば」と「もりそば」の違いは?
答えは簡単!
汁(つゆ)が異なります。
「もりそば」の方が歴史が古く、ざるに盛りつけるようになって「ざるそば」が誕生しました。
そこで、もりそばと区別を明確にするため汁に味りん等を入れコクをだし「ざる汁」が作られました。
少し話は逸れますが「せいろそば」と「ざるそば」の違いは、そばを盛り付ける器の名前の違いだけです。
歴史は「せいろ」の方が古く、竹ざるに盛りつけるようになった「ざるそば」の方が歴史が浅いです。
話を戻し、今はお店によっては器がどうであろうと「せいろ」「ざる」と名前も明確に分かれていませんし、汁が同じでもきざみ海苔が載っているかいないかによって「ざるそば」「もりそば」と分けているお店も多いのが事実です。
ところで、オススメの蕎麦屋と尋ねられましたら、やっぱり味よりも、食べ方、演出、雰囲気などで一度は食べてもらいたい「そば」をお伝えします。
まずは、蕎麦と言えば、長野市戸隠「戸隠そば」。
【山口屋】
車で入り易いし、戸隠流の盛り付け「ぼっち盛り」であるのも嬉しいです。
次に、盛岡市「わんこそば」
【東家(あずまや)】
演出面と雰囲気が最高。給仕さんの掛け声が楽しいです。またそば以外のセットも魅力でした。100杯以上食べると良いことが・・・(^^)
次に、出雲市の「割子そば」
「田中屋」
そばの「ひつまぶし」的な食べ方が楽しいです。
ついでに、出雲にきたら、絶対に食べたい、驚嘆した珍しいそば。
普段は温かいそばを食べないのですが、一度は食べる価値のある温かいそばで、深く記憶に残りました。
温かいそば湯にそばが入っていて、そこに出汁を好みで入れて食べるんです。
「奥出雲そば処 一福」
続いては、福島県大内宿の「高遠そば」、通称「ねぎそば」
【三澤屋】
晴れていると大内宿の町並みも心地良く、そして、ねぎで食べるユニークさは経験して良かったです
新潟県十日町市の「へぎそば」
【越後十日町・小嶋屋】
新潟の知人が「ゴムみたいなそばを食べてみる?」と誘われ食べました。
つなぎに布海苔を使っているので弾力が強くゴムと言う表現は理解できました。
布海苔の風味が独特の美味しさです。
この歯応えと香りは、一度は食べてほしい異色?のそばです!
新潟県小千谷市の布海苔そばは少し弾力が小さく味わい深い食感でした。
【和田】
「へぎ」は容器の名前で、このお店もへぎそばはありましたが、手打ちそばを堪能しました。
信州そばでも個人的に好きなお店
【くるま屋】(長野県安曇野市)
大自然の中、神聖な鳥居をくぐって境内にあるお店。
画像の名物「気狂(きちが)いざる」は安くて、その大量には驚きです!
お店の周囲と雰囲気、そして、このそばのボリュームは経験してもらいたいです。
信州そばでも個人的に好きな地域
【名所「新行」(長野県大町市新行)】
新そばだったら毎秋開催されている「新行そば祭り」で一度は食べてみてください!
ちなみに、海苔は載っていないけれど、これは「ざるそば」です!
手前が普通、奥側が大盛りです
信州そばはこうして漬物などを出してくれるのも嬉しいです!
【かんだやぶそば】
火事から復活して歴史が継続されたことを嬉しく思います。
店内の給仕の皆さんのきびきびした対応と、独特の言い回しに老舗の深みを感じます。
数々の文豪の愛した「そば屋」として有名ですので、まず「そば」を語るのなら、マストで行っておくべきお店ですね。
日本4大そば「白河そば」(福島県)
【新駒本店】
そばは当然おいしいのですが、そのほかのバリエーション豊富なトッピング(表現は適切ではありませんが)が楽しめ、贅沢で満足度が高いです!
そばの美味しさが歳を重ねるとともに理解し、土地土地による歴史の中で育まれたそばの味わい方など、その奥深さも知ると一層楽しくなります。
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