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トマトで殺人事件・・・科学でトリック?

殺人の方法はいたって簡単。

完熟トマトを多量に食べさせると致死量に達し命を落とせます。


「なぜ?」「その適切な量とは?」 も含め、トマトについての雑学を楽しんでください。



【トマトのお役立ち情報】

トマトでもミニトマトでも購入してから、必ずヘタを取り外しておいた方が良いです。

お弁当にミニトマトを入れる時は、見た目より安全重視でヘタは必ず外しておきましょう。


というのも、ヘタには雑菌がつき易く、洗っても水分が残り易いため、雑菌の繁殖がし易いく、それにより食中毒を起こすためです。

ヘタを取ってから洗った方が断然に大腸菌の数も減るため、取るタイミングも重要です。



ちなみに、コンビニや大手スーパーなどの販売されているお弁当のミニトマトはヘタが付いていますが、塩素消毒していますので、雑菌が繁殖するようなことはありません。

ヘタは食べずに取り外してから、安心してミニトマトを食べて大丈夫です。

※個人経営レベルのお弁当屋に関しては、ここでの言及は控えます。



 

そして、本題のトマトは人体に危険を及ぼす?のお話です。


【トマトは食べると死んでしまう危険な食べ物?】

トマトには「トマチン」と言う人体には有毒なものが含まれています。

このトマチンこそがアルカロイド配糖体という有毒な物質です。

過分に摂取すると、嘔吐、めまい、腹痛などを引き起こし、さらに酷いと意識障害等の精神障害を引き起こし、さらに酷いと死んでしまいます。


「過分?」「どれくらいの量?」


完熟トマトをいっきに4トンを摂取すると人間の致死量となります。

もちろん、体外へ排出せずに。

これでは死ぬよりも満腹でトマトを食べられなくなりますね。


よって、これは現実には不可能ですので、結論としては、トマトはほぼ無害で安全で安心して食べられる野菜と言えます。



このトマチンは販売されているトマトでは、特にヘタの部分には多く含まれています。

トマチンはトマトの花が一番多く、割合いを10とすると、葉がおおよそ9、茎が8.5、ヘタは9、青い未熟なトマトが0.4、完熟トマトが0.004とされています。



【ここだけは絶対にお読みください】

少量の摂取、つまり日常生活でトマトを摂取する程度であれば、トマチンは生理活性と有益な物質でもありますし、摂取後は体外へ排出されますので、むしろ安心して積極的に食べてください。

また、トマトに限らず、こうした有毒物質を含んだ野菜や果物は他にもたくさんありますので、トマトだけに、このブログを読んだことで、偏った考えを持つのはおやめください。




 

日常にちょっとした工夫をすると劇的に効果が上がったり、便利になったりします。

こうした発想が発明を生み、そして、それが特許と言った知的財産へと繋がり、商品化されることもあるのです。


科学も学ぶだけではなく、日常を便利にする知識として活用して、初めて先人たちが築き上げてきた科学の恩恵を受けられ、科学という学問の意義が発揮されるのです。



常日ごろ、「ふ」(不、負)を無くすという「気付きの発想」を持っていると、凄い発明家や科学者になれるの近道と言えましょう!





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