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「左側通行と右側通行」の雑学

今回のテーマは「左側通行と右側通行」


世界各国、道路があって、自動車の走る側が国により異なっています。

日本では、車は左側通行です。



これは、城下町・江戸で、武士と武士がすれ違う時に、左に挿す刀どうしがぶつかり争い(斬り合い)となることを防ぐために、刀どうしが当たらないよう左側通行が定着したと言われています。




ところが、大阪は商人(あきんど)の町なので、右側通行だったようです。

これは一般に右利きが多く、大切な風呂敷包みをその利き手、つまり右手で持つ(右側で持つ)風習からでした。


したがいまして、結局のところ、明治維新の頃、どちら側を通行するか決める時に、日英同盟の影響で、イギリスの左側通行を一般化したと言われているのが、最終的に江戸の風習も加味しながら、左側通行を定着させた要因のようです。



では、車が右側通行の国はどうしてでしょう?



これは、右手に鞭(ムチ)を持った馬車どうしが安全にすれ違うためと言われています。

また、ナポレオンがヨーロッパを支配していく中、右側通行を強制したためとも言われています。



「人は右、車は左」とルール(道交法第10条となりました)が定着したのは、第二次世界大戦後のアメリカの指示によるもの、人と車を対面通行にすることで安全確保を図るためです。




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