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子どもに解説「酸素のない宇宙で太陽はなぜ燃えているの?」

時に子どもの何気ない問いにビクッと驚き、答えに困ってしまう場合があります。

「なんで太陽は眩しいの?」もその1つです。


ここではできる限り噛み砕くのではなく、最大限に優しい言葉で正確に事実をお伝えしています。



 

【太陽が輝く理由】

太陽は地球上で石油や石炭などが燃えるのとは違った仕組みで膨大な熱を出しています。

太陽の中では、水素という軽い物質(水素自動車の燃料としても知られています)が、もう少しだけ重い物質のヘリウム(宙に浮く風船に使われているガス、気体です)に変わる反応(核融合反応と言います)で熱が生まれています。


地上でものが燃えるには、酸素が必要ですが、この核融合反応では酸素は必要ありません。このため太陽は酸素がなくても輝いて熱を出しています。

また、地上でものが燃える時に出る熱とは比べものにならないほど大きな熱を出しています。

太陽はこの核融合反応で毎秒420万トンずつ軽くなっています。

が、太陽は非常に大きいため、過去46億年でエネルギーに変わって軽くなった重さは太陽全体の1万分の3に過ぎません。

太陽は少なくともこれから50億年以上輝き続けるはずです。


太陽の直径は地球の約109倍。

体積はなんと地球の130万倍もあります。

地球から太陽までの距離は、およそ1億5千万kmで、光の速さで約8分20秒かかり、時速200kmの新幹線では85年もかかる距離にあります。


太陽表面の温度は約6,000度(中心の温度は1,500万度)もあります(想像できないほどの高温です)。



太陽は膨大なエネルギーを放出していますので、仮に地球に降り注ぐ1時間分の太陽エネルギーをすべてまとめることが出来れば、全人類が1年間に使うエネルギーと同じ程度になるそうです。


 

 太陽ついて興味を持っていただけたら、また星や宇宙に興味を持っていただけたら、まずはこちらをご覧ください。

善ちゃん(北沢善一)が分かり易くオリオン座も含め星空案内をしています。


綺麗な星空が見られる地球でありますように。

天文・宇宙に興味を抱く人が一人でも増えますように。



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