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馬頭星雲~子どものころ宇宙に馬がいるって信じた画像

  • 執筆者の写真: 善ちゃん
    善ちゃん
  • 22 時間前
  • 読了時間: 3分

タイトルにもしましたが、本当に宇宙には馬がいるんだと子どものころに図鑑に載っていた馬頭星雲。

偶然にもこんな姿をしているのは、未だに信じられませんが、それだけ綺麗でしかも印象強い存在の星雲です。

そんな馬頭星雲を撮影できるなんて夢にも思っていませんでした。

しかしながら、技術の進歩により自分自身で撮影することができました!

感慨深いと言うのはこう言うことです。


ここでは

とお話ししています。


【馬頭星雲】

これが自分で初めて撮影した馬頭星雲です。

馬の形が綺麗に撮れています。

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【撮影:Seestar S50 19分 2024年12月3日】


馬頭星雲はIC434(別名Barnard 33)で、暗黒星雲+散光星雲です。



Barnardはバーナード・カタログに載っている、天文学者エドワード・エマーソン・バーナードが撮影した約350の暗黒星雲のことで、馬頭星雲は33番目に掲載されているためBarnard 33と呼ばれています。



【馬頭星雲の位置(探し方)】

馬頭星雲は見かけ上、オリオン座三ツ星の左側の星の真下あたりに位置しています。

(↓四角く囲んだあたりです)

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(↓三ツ星付近を拡大し、四角く囲んだあたりに馬頭星雲が見えます)

※下部にはM42オリオン大星雲が綺麗に見えていますね!→M42の記事はこちら

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馬頭星雲は1,500光年離れています。

残念なことに肉眼では見ることができません。

赤く輝いて見える散光星雲の前に馬の頭の形を一部とした暗黒星雲があるため、このように見えています。

散光星雲は紫外線を受けた水素ガスが電離しているためです。

馬の頭の根元部分は明るく見えており、ここから星が次々と誕生しています。



ICとは

Mで表される天体はフランスの天文学者シャルル・メシエ(1730-1817年)が作成したメシエカタログに掲載されている星雲・星団に番号をふり一覧を作ったもので、全部で110個あり、Mをつけて表されています。

順番は発見された順番と言われています。

NGCはニュージェネラルカタログの略で、天文学者ジョン・ドレイヤー(デンマーク,コペンハーゲン生まれ)がジェネラルカタログを補足して1888年に発表された星雲・星団や銀河等の天体を7,840個を掲載した天文カタログで、そこに掲載されている星雲・星団や銀河等をNGCがつけられて表されています。

更に観測技術が進み、天文学者ジョン・ドレイヤーはNGCでは補完できない星雲、星団、銀河等が発見し、ICと言うカタログを発行しました。

ICとはインデックスカタログ(Index Catalogue)の略で、1895年発表のカタログと1908年発表のカタログの2つがあり、通常は、この2つをまとめてインデックスカタログ(IC)と呼んでいます。このカタログに載っている天体をIC天体と呼んでいます。


さらに、星や宇宙に興味を持ってほしいと、善ちゃん(北沢善一)が分かり易く星空案内をしています。


綺麗な星空が見られる地球でありますように。

天文・宇宙に興味を抱く人が一人でも増えますように。

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